自家用操縦士免許

1つの趣味としての免許

身分証明証として利用することが出来る免許の種類の一つとして、自家用操縦士免許というものがあります。
あまり聞いたことがない、どういった免許なのか分からないという人も多いかと思いますので、簡単に説明します。
この免許は簡単に言えば、「趣味で飛行機を運転するために必要な免許」ということになります。

飛行機の運転というのは当然免許が必要となりますが、いわゆる旅客機のようなものを飛ばすのと、個人で楽しむための小さな飛行機を飛ばすものとでは同じ免許というわけではありません。
自家用操縦士免許はその後者、個人向けの小さな飛行機を飛ばすために必要となる免許だと考えると分かりやすいでしょう。
これをもってパイロットとして就職するといったような事は出来ませんので、就職上は全く役に立つものではありません。

また、ヘリコプターについては別の扱いとなっていますので、回転翼ではなく固定翼の飛行機に限定した免許証ということになります、この点も注意をしておく必要があるでしょう。
ヘリの操縦を行いたい場合にはヘリの自家用操縦免許の取得が必要となります。
商用飛行なども出来ません。

自家用操縦士免許の取得方法

では、実際に自家用操縦士免許を取得したいという場合にはどのような手順を取る必要があるでしょうか?
この免許の取得のためには実際の飛行経験が必要とされます。
必要となる飛行時間は4つのカテゴリーに分類され、それぞれの条件を満たしていなければなりません。

単独飛行は最低10時間、野外飛行は最低5時間、同乗教育飛行は最低20時間が必要です。
その上で総飛行時間40時間が必要となりますので、それぞれ最低の時間では達成することが出来ないことには注意が必要となります。
ちなみに野外飛行については270キロ以上の飛行を行なう必要があり、途中で2回の着陸を行っている必要があります。

さらに、同乗教育飛行においては夜間の離着陸教習と野外飛行を含んでいなければなりませんので、しなければならない飛行経験は比較的多いことになるでしょう。
また、この実地の訓練以外にも、機長として飛行したい場合には取得して置かなければならない免許が別途存在しています。

それが第二種航空身体検査です。
これは毎年1回行わなければならない、飛行機を運転する上で必要となる身体状況の確認となります。
指定された医療機関で受けることが出来、特に視力に関する検査が行われます。

第二種航空身体検査をパスするためには、裸眼、ないしは矯正視力で0.7以上でなければなりません。
検査の前にしっかり眼鏡をあわせるなどの準備をしておかないと、免許が更新できなくなる可能性があります。