パスポートを紛失してしまう前に

パスポートを紛失するケースとは

海外旅行中で十分に注意をしておかないといけないのがパスポートの紛失対策です。

パスポートは日本からの出国や海外からの帰国など国を移動するときに必ず必要になる身分証明書類であるため、万が一にも旅先でなくしてしまった場合にはかなり面倒な手続きをとらないといけません。

もし海外滞在中にパスポートをなくしたことがわかったら、すみやかに近くの在外公館に行き新規発給のための申請と手続きをしていきましょう。

パスポートは現在日本国内で発行された有効期間内のものは約32000万冊とされており、これは日本国民全体で割合を見るとだいたい4人に1人は持っていることとなります。

しかしこのうち年間で紛失の届け出が出されるのは約4万冊であり、かなり高い割合で起こっています。

こうした紛失はイメージ的には海外旅行に行ったときにバッグを盗難されたり、ひったくりなどの犯罪にあったために起こるものという感じがしますが、実際の紛失事例を見るとそのうち8割は日本国内で起こっていることがわかっています。

海外旅行中に犯罪に巻き込まれて紛失をした場合には、すぐに紛失が発覚をするためある意味被害は少なく済みます。

ですが国内に保管をしているときに紛失をしたような場合、気がついたらなくなっていたということもあり自分が知らないうちに悪用をされてしまっていたという例もかなり報告されています。

パスポートを所有している人は必ず今どこに保管しているかをきちんと把握するようにし、知らないうちに誰かに持ち去られていないかを確認するようにしておきましょう。

もし国内でパスポートを盗難されてしまったら

実際にパスポートを紛失した人に起こる被害をいくつか調べてみます。

本人が知らないうちに所在不明になったパスポートの多くは、外国人の犯罪グループの手元に渡ります。

そこで本来出国が許されていない人の国外への脱出に使用されたり、犯罪をするための準備としての身分証明書として使用されたりします。

また外国人だけでなく国内の犯罪グループが使用をするケースもあるようで、身分証明書として携帯していくことにより、勝手に本人名義の銀行口座を開設したり、消費者金融の申し込み、携帯電話の申し込みなどといったことに使用されたりします。

自分の名前で勝手に開かれていた銀行口座がいつの間にか振り込め詐欺などの受け取りに使われていたなんてことになったら大変です。

国内にいるときであっても、パスポートの紛失が発覚したらすみやかに近くの警察署に届け出をし、パスポートの不正使用がないように失効手続きをとるようにしましょう。

くわしいことは警察署に問い合わせればすぐに教えてくれます。

国内移動中や長期保管時が特に注意

パスポートの紛失を防ぐための方法は大きく2つあります。

一つ目は国内移動をするときにも、海外と同じようにしっかりとした管理をするということ。

もう一つは長期保管をするときにはなくさないように場所を把握するとともに、紛失があったときにすぐにわかるようにしておくということです。

よくあるのが海外に出国する手続きをするときに、必要な書類を作成したり買い物をしたりするために手元の小荷物をカウンターやテーブルに置きっぱなしにするというケースです。

海外では緊張して注意をする荷物管理も日本国内なら大丈夫だろうと安心してしまうのでしょう、かなり無造作に貴重品を投げ出しているような人も多く見られます。

そうしたときにそっと抜き取られてしまうことも多いため、どこに行くときもみだりにあちこちから見えるようにすることなく、肌身離さず管理をしていきましょう。